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ピンポンの続きを考えてみる 105 [Ping pongの続き]

※この物語は、松本大洋先生のピンポン(ping pong)の続きをあくまで勝手に考えたものです。オリジナルの作品とは一切関係ありませんので、ご承知置きください。

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「第105話  カットマンとの戦い方」




神道は、試合の開始を告げるサーブを放った。



短い下回転をフォア前に落としたそのサーブは、対カットマンとしては定石通りではあるものの、回転量の多い見事なサーブだった。



河野は神道のサーブに関心しながらも、冷静につっつきで返球する。



神道は、そのつっつきに対し、周りこんでフォアの強打を放った。



コースは、これもカットマン相手には定石通りのクロス…つっつきで前に出ていた河野のバック深くを狙った3球目攻撃である。



河野はバックステップをしながら「ツブ高」と言われるラバーを使い神道のドライブをカットした。



カットしたボールの回転量を表す時、卓球では「キレている」という言葉を使うが、河野のカットは相当キレているように神道には見えた。



しかし、回転量の多いカットボールに備えるため大きく振りかぶった神道だったが、そのカットボールは途中で急に揺れ始め、そして突如落ちたのだった。



- しまった、ナックル?! -



神道はそう思い、急いでタイミングを取り直したが、回転量を読み間違えた上にタイミングもはずされていたため、仕方なくループ気味のドライブで繋ぐしかなかった。



そんな隙を河野が見逃すはずもなく、一歩で前に詰めた上で、スマッシュを放つ。



神道も反応はしたが、手は届かない。



河野 1
神道 0



神道「さすが…」



先ほどのラリー、河野は思い切り回転をかけたようなフォームで、逆に回転を殺した「ナックル」というボールを放った。



河野や月本のようなカットマンは、回転量の強い球からナックルまで自在に球の回転量を変え、守りながらも相手のミスを誘うのは常套手段である。



もちろん神道も気をつけてはいたものの、河野のあまりの自然なフォームに、すっかり騙されてしまったのだ。



基本技術のレベルの高さに、神道はたった1球だが、河野の真面目な性格を感じたように思えた。



また、試合開始前にふてくされていた自分を激励してくれた事もあり、神道は河野に好感をもったのだ。



そんな事を思いながら、神道は2球目のサービスを放つ。



コースは河野の体の正面…これもまた、対カットマンに対してよく使われるサーブではあったが、河野は軽いフットワークで右にずれながらバックカットで返球した。



神道は、そのカットをドライブで畳み掛ける。



コースは、またしても河野の正面…このラリー、神道は徹底したミドル狙いを仕掛けるつもりだったのだが…



次のお話はこちら

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